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蒔絵の知識

蒔絵について

蒔絵とは漆器の表面に漆で絵や模様を描き、それが乾かないうちに金や銀などの粉を()いて器面に定着させる日本の伝統工芸です。

昔の日本人が漆の強い接着力に注目し、約1200年前の奈良時代から始まったと言われています。

『科学技術情報発信・流通総合システム』(J-STAGE)によると、

漆は天然物で, 酵素の働きにより高分子化する唯一の実用塗料である。

引用元:漆と伝統工芸

と書かれていますので、昔の人の発見がいかに凄いかがわかりますね。

蒔絵と漆器

漆器は縄文時代からあったと言われ、日本人は漆器のなめらかさや(つや)を気に入って使い親しんでいました。

そんな漆器をさらに楽しむことができないかと考えられてできたのが蒔絵です。

今でもお椀・お盆などの食器類や、化粧道具・家具にいたるいろんなところで漆器は使われています。

蒔絵の誕生に漆器の存在は欠かせなかったのです。

有名な蒔絵作品

武士や貴族たちに愛され、蒔絵の技術はドンドン発展を遂げました。

ここで蒔絵作品をいくつか紹介します。

平等院鳳凰堂

10円玉で有名な平等院鳳凰堂にも蒔絵の装飾で仕上げられた部分があります。

水戸黄門の印籠

また時代劇でも有名な水戸黄門が持っている印籠も、高度な蒔絵技術が使われている代表作です。

オリンピックのメダル

1998年に開催の長野オリンピックのメダルには、
金メダル、銀メダル、銅メダル全て蒔絵技法で作られました。
18人もの職人がメダル作成に携わったそうです。

お土産屋さんでもよく見かけるこんなお皿も。
(写真)

<こんなオリジナル蒔絵も作れます>
coming soon

https://www.jstage.jst.go.jp/article/aijax/389/0/389_KJ00004073776/_pdf