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大切な器は直して使う。

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【2019年9月】金継ぎ教室(ワークショップ)のレポート

陶磁器大好きな国、日本

陶磁器が大好きな国と言われる日本

たしかに九谷焼、信楽様、唐津焼・・・などなど様々な種類の窯から作られた陶磁器が街には溢れています。

日本人は世界と比べてもとても、料理と器に対する感性が強いそうです。

料理との組み合わせ、手触り、口触りの好み、そして何より季節によっても使い分けが楽しまれています。

豊かな四季と、旬の食材があるからこそ、こんなにも多彩な陶磁器が生まれたと言われています。

それほど、器と料理をトータルで見る目が昔から備わっているのでしょう。

大切な器は直して繰り返し使っていく

街を歩けば多くの陶磁器が売られている。そのような中でも、自分の琴線に触れる器との出会いはそうそうありません。

陶磁器が好きな方はもちろん、普段は興味がないのに偶然の出会いで購入したり、旅先での購入、親、おじいちゃんおばあちゃんから継がれたもの。何かしらこだわりや思い出が詰まって家にあるものが多いかと思います。

使ってこその日用品と私は思いますが、使っていれば段々と痛むのも自然の流れです。

カケたり、ヒビがはいったり、不意に割れたりするものもあるでしょう。

そんな時に思い出して欲しいのが「金継ぎ」です。

金継ぎとは

金継ぎ』とは漆を使って壊れた器を修復することです。

日本は古来より、物を直して繰り返し使う文化がありました。

天然素材の漆を接着剤として、その上から金の線を描きます。

こうして補強したものは、また繰り返し使えるほどに強度の強いものになるのです。

なんでも簡単に手に入る現代ですが、思い出の器、愛着を持って使っていた器、そんな “お金で買えない器” もあります。

大切にしていた器がほんのきっかけで、壊れてしまっても捨ててしまう必要はありません。

金継ぎをすることで、また使っていくことができます。

値段は関係ありません。お肉を載せ、お魚を載せ、飲み物をそそぎ・・・そんな愛着のある器とまだまだ一緒に暮らしてみるのも良いものです。

金継ぎの豆知識

金継ぎとは、壊れてしまった陶磁器を漆(うるし)の力を使って修復する日本の伝統技法です。

金継ぎの歴史は?

安土桃山時代から江戸時代初期にかけての『茶の湯』の時代に始まりました。

「茶の湯」は当日の大名や、大商人など富をもった権力者の趣味で、文化でした。

そんな中、「茶の湯」の名人 千利休は、当時の権力者 織田信長や豊臣秀吉のお茶の師匠をつとめお茶文化の発展に大きな影響を与えました。

その織田信長は、大の茶道具コレクター。

さらに「茶の湯」を政治に利用します。

信長は家臣たちに自由に「茶の湯」を開くことを禁止。

戦いで大きな功績を残した家臣にだけ、良い茶道具を与え、「茶会」を開くことを許可したのです。

当時の大名たちは「茶会」を開くことは大きな憧れ。

まさに富と権力の象徴だったのです。

もらった茶道具は高価でしかも恐ろしく大切なもの。

壊れてしまった時の元に戻したい気持ちは、今私たちが器を割ってしまった時よりも何十倍、何百倍と大きかったでしょう。

そんな時代の中から、修復技術「金継ぎ」は生まれました。

金継ぎの考え方

金継ぎは、正確には修復、元の通りに直すことではありません。

金継ぎの世界では修復した跡を「景色」と呼びます。

壊れてしまった陶磁器に新しい命を与えるのです。

なので、皆さんもまったく同じ形に直そうと思わず、金を使ってあたらしい作品=「景色」を描き出すと思ってください。

そしてその「景色」は線の太さ、ヒビ、カケ、ワレの具合、、、

様々な偶然的な要素の果てにできる「唯一無二の作品」です。

職人さんに修理に出すにも、自分でチャレンジしてみるにも、どんな「景色」に生まれ変わるのか楽しむのが「金継ぎ」です。